そもそもどういうマンションを指して中古マンションと呼ぶのか

中古マンションと新築マンションとの間には明確な差が設けられているわけではありません。不動産業界での区分は、築1年以上経過しているか否か、1年以上経過している場合には、すでにそのマンションへの入居者があるかないかという明確な線が引かれてはいます。

つまり、専門用語としての中古マンションの定義は、

築1年以上経過しており、なおかつそのマンションに入居者がある

となります。

ただ、実際入居する人の感覚からすれば、築1年以上かどうかをそこまで重視する人はいないと思いますし、また、他の入居者が入居しているかどうかという部分など、まったくお構いなし(どんな人が住んでいるかについては多少気にするお客さんが多い)というお客さんのほうがむしろ多いといえます。

ですから、オーナーさんの側からしても、中古マンションだからマンション査定額が著しく低くなってしまうということは必ずしも心配する必要はありません。というよりも、よほどの事情がない限り、築1年以内の新築マンションを売りに出すこともないでしょう。

とすると、中古マンション査定の際により重要になってくるのは、そのマンションの利用状況がどうかという部分です。

中古マンション査定の評価を分けるポイントは付加価値と利用状況

マンションの意義は、そこに人が住むことができるか否かです。人が住む上で不備が生じるマンションに価値はありません。では、どこまでがマンションの価値になるのかという点が、新築にしろ中古にしろ、いわゆるマンション査定の評価を分けるポイントになります。

中古マンションの場合、最大の評価の要素となるのが、利用状況です。築年数がある程度経過していても、しっかりとメインテナンスが行き届いているマンションであれば、マンション査定にかけたとしてもそこまで査定額が下がることはありません。

そして、あくまでも人が住むという点を重視するわけですから、当然セキュリティがどこまで行き届いているのかという部分も、その中古マンション査定の評価を分ける重要なポイントになります。この点は、やはり新築マンションにくらべて中古マンションのほうが、マンション査定においては多少不利な部分が大きいといえるでしょう。

ただ、これに関しても新たなセキュリティシステムを導入するなどの設備投資をメインテナンスの一環ととらえれば、将来のマンション査定の際にも不安を小さくすることは十分可能なはずです。