マンション査定の種類を知ることが重要なポイント!

マンション査定は、大きく分けると、マンションを実際に売りに出すことが決定したオーナーさんが利用する、ある種公的なマンション査定書を得るための査定と、マンション査定書のようなフォーマルな資料ではないにしろ、現状だいたいどのくらいの査定額がつくのかといった暫定的な査定を行う一括マンション査定の2種類に大別されます。

オーナーさんにかかってくる負担という意味でそれぞれの査定方法では異なるポイントがいくつかあります。まずは前者ですが、こちらはもうそのまま売値として解釈できるくらい精度の高いマンション査定になりますので、不動産鑑定士やお付き合いのある不動産屋さんなどを通すマンション査定になります。当然有料で実施されるケースが多くなります。

これに対し、一括で行うマンション査定の場合、不動産鑑定士も不動産スタッフも通さず、基本的にはネット上のみで完結するタイプの査定になります。一括マンション査定の多くは無料で実施することができます。どちらかといえば、すぐに売ることは考えていないオーナーさんが、将来を見据えて利用するタイプのマンション査定といえるでしょう。

マンション査定の重要なポイントとは?

不動産物件の査定で重要になることは、努力によって査定額をアップすることができるファクターとできないファクターがあるということです。これは戸建物件であってもオフィス物件であっても、今回テーマにするマンションであってもまったく同じことです。

ただ、マンション査定の場合、努力によって査定額をアップさせることができるファクターが少し減ってしまうという点が、ひとつの重要なポイントになるといえるでしょう。どういうことかというと、マンションの場合は、自分の持ち物と他人の持ち物の境界が固定されている、ということです。

もちろん戸建物件にしても、書面上の境界は固定されてはいます。しかし戸建物件であれば、たとえば私道に一時的なスペースを借りて外装メインテナンスなどの作業をすることは十分可能になります。ところがマンションの場合、そもそも私道などありませんので、そういったちょっとした応用が利きにくい分、努力できるファクターが減ってしまうというところが、マンション査定におけるひとつの大きなポイントにはなるでしょう。

とはいえ、努力によってアップできるマンション査定額はそんなに大きくありませんので、やはりそのマンションの属性が最も重要なポイントになることは間違いありません。

マンション査定で基本となる評価の要素

マンション査定に限らず、不動産査定の場合、いろいろとテクニックを講じて少しでも査定額をアップさせたい人情が働きます。しかしマンション査定を含む不動産査定で最も重要な部分は、やはり基本的なファクター、すなわち、そのマンションなり戸建物件なりの属性の部分です。

たとえば、駅までの距離がどのくらいであるのか、築年数はどうか、利用状況はどうか、特にマンションの場合グレードはどうか、日当たりや眺望といった付加価値はどうか・・・という具合に、マンション査定における固定の価値観が査定額に大きく反映すると考えるのが一般的です。

ですから、駅から遠く、築年数も古く、メインテナンスも行き届いておらず、グレードも低く、周りに高層ビルがたくさん建っているといったマンションを、何とか高額で取引したいとなると、上記の基本ファクター以外の部分によほどの価値観が見出されない限り、その望みはかなえられることはないのです。

ですから、こういった基本的なポイントを押さえることで、マンション査定額の正当性を判断していただきたいと思います。

マンション査定に先立っての注意点

マンション査定は、基本的にはマンションを売る前に必要となる査定です。しかし査定の前にもいろいろしておきたいことがあります。まずは、特に不動産鑑定士や不動産屋さんを介して実施するマンション査定の場合、いろいろと必要書類が発生しますので、事前に準備しておくことが大切です。

そして、査定の前にはしっかりと掃除をしておくということも大切です。もちろん掃除をしたからといって査定額が上がることはほとんどありませんが、お客さんに手渡す商品であることを考えたら、常識的には掃除をしたほうがよいといえます。

また、そういった意味では、マンション査定の直前だけでなく、普段からこまめにメインテナンスなどの設備投資をしておくことで、ある程度の査定額を確保することができるはずです。

ただ、だからといって、やはりマンションの属性(周辺環境やマンションのグレードなど)の部分が査定額に大きく影響しますので、事前に努力できる部分は限られています。ただ、その部分に意識を向けるのか、努力を惜しむのかは、オーナーさんのスタンスということになるでしょう。

とはいえ、できる努力はしたほうが、マンション査定額を上乗せできることは間違いありません。

一括マンション査定サイト最大のデメリットとは?

一括マンション査定の人気が高まっていることは間違いありませんが、しかし反面、一括マンション査定サイトの利用に際して、いろいろとデメリットが生じるとする意見も根強く残ります。ただ、デメリットをそのまま甘んじて受け入れるのではなく、うまく解消して、メリットだけを受けるよう工夫して利用しているマンションのオーナーさんも多いです。

一括マンション査定サイトというのは、マンションを売りたいオーナーさんが、そのサイトに依頼することによって、マンションを買いたい人(不動産関連企業)から一括して査定してもらえるという、確かに便利で手軽なサイトではあります。ただ、一括マンション査定を依頼したオーナーさんのもとには、たくさんの企業からの見積もり(具体的な話を聞きたい企業からの電話などによる連絡)が一度に入ってくることになります。

しかもそれは一過性のものではなく、マンションが売れるまで継続的に連絡が入るリスクがあるのです。これは、オーナーさんにとってはかなり大きな負担になります。これが、一括マンション査定の最大のデメリットであると考えられます。無料で手軽に、しかも効率よく利用できるわけですから、一括マンション査定サイトのメリット自体は非常に大きいです。

ところがこうしたデメリットの大きさを考えると、利用に逡巡してしまうオーナーさんがいるのもよくわかります。

どう工夫すれば一括マンション査定サイトのデメリットを解消できるのか

しかし事実として、一括マンション査定サイトのデメリットをうまく解消して、上手にそういったサイトを利用しているオーナーさんもいます。それではどうやったら上記の厄介なデメリットを解消することができるのか、この部分を当然知りたいと思うでしょう。

工夫というと何かテクニックを駆使するかのように聞こえるかもしれませんが、実はそこまでのものではありません。実は同じ一括マンション査定サイトでも、匿名で利用できるサイトがあるのです。しかも、マンションの所在地だけを知らせてオーナーさんの連絡先は知らせる必要がないタイプのサイトもあります。

そういったサイトだけを上手にピックアップして利用することで、一度に不動産関連企業から連絡が殺到するようなことはありません。もちろんマンションの所在地からオーナーさんの連絡先が割れるケースがないわけではありませんが、しかしはじめから連絡先を知っているよりは、オーナーさんの負担はずいぶん軽くすることができるはずです。